講師陣

講師紹介

中村 正 顔写真

中村 正立命館大学教授 社会病理学/臨床社会学

「育ての親という生き方」を広げていきたいと思います。それをサポートする仕事がさらに求められています。里親実践の経験とそこで育った当事者から学ぶ講座です。

子どもの育ちを地域に根ざして支援する社会的養育を保障していくことが今後の子育て支援の主流となっていきます。単に虐待への対応という狭い意味だけではなく、子どもの育ちについて社会が責任をもち、子どもを社会の主人公に育てあげていくエデュケーション(Education)とケア(Care)の統合(エデュ−ケア)を軸にして子育て文化を育んでいくための学びの場です。

徳永 祥子 顔写真

徳永 祥子立命館大学准教授 ソーシャルワーク/児童福祉学

略歴

英国ルートン大学卒業後、京都府立大学大学院で学ぶ。大学院ではライフストーリーワークを学び、その後、児童福祉施設や里親家庭で暮らす子どもに向けた実践と研究を行っている。

メッセージ

本講座では、授業で学ぶことだけではなく、そこで得られるソーシャルワーカー同士の横のつながりやそこから得られる気づきや支え合いの場になることができるように、運営をしています。
現場の仕事は忙しく日々が過ぎていくと思いますが、本講座にお越しいただき、日々の実践や悩みを客観的に整理する時間を持ってみませんか?

渡邊 守 顔写真

渡邊 守特定非営利活動法人キーアセット 代表

略歴

学生生活の後、約8年間の一般企業での営業職を経てオーストラリア・モナシュ大学へ留学。2005年に、同大学にてMaster of Social Workを取得。
帰国後は大阪府にて里親登録を行い、約5年間養育里親として社会的養護の養育を担う。現在は、家庭養護の質の向上のため、里親支援に関わる事業を行うNPO法人キーアセットの代表として活動している。

メッセージ

フォスタリング業務のためのソーシャルワークは、日本においてはこれから大きく発展が求められます。その発展をリードするための革新的で多様な考え方を学ぶだけでなく、里親家庭、関係機関や地域社会、そして里親家庭へ委託される子どもと彼らの家族と共に変化を生み出すための“専門性”を学べるユニークな研修です。第2期生の皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

上村 宏樹 顔写真

上村 宏樹一般社団法人 無憂樹 代表

略歴

児童養護施設での現場経験の後、こども教育宝仙大学の専任講師(社会的養護・現場実習などを担当)となる。2017年に非営利の一般社団法人無憂樹を立ち上げ、社会的養護の現場、フォスタリング機関、施設等を支援している。また現在、無憂樹はフォスタリングチェンジ・プログラム・ジャパンの事務局を担っている。

メッセージ

2016年の児童福祉法改正で、「子どもの権利条約」を基本理念として明記されました。子どもにとって何が最もよいのかを社会的養育において考える上では、里親制度は非常に重要な位置づけになると思います。同時に、それを担うフォスタリングソーシャルワーカーの役割に対する期待も、とても大きなものとなります。
本講座を通して、これからのフォスタリングソーシャルワーカーの在り方について一緒に学び、探求していければと思っています。

千葉 晃央 顔写真

千葉 晃央京都光華女子大学 
健康科学部 医療福祉学科 社会福祉専攻 講師

略歴

1999年以降、家族療法を学び、相談員として実践。障害者福祉施設(就労支援)、障害者ケアマネジメント等の現場で24年勤務。国家資格社会福祉士養成、行政ケースワーカー養成、大学保育士等養成の現場で15年従事。19年目、開催回数206回を数える「家族をテーマにした事例検討会」を主催。対人援助学会理事、WEB雑誌「対人援助学マガジン」編集員。「家族支援と対人援助ちばっち」主宰。2020年から里親支援の現場にも従事している。

メッセージ

家族療法の実践を通して、家族が直面する課題とそれを乗り越える可能性をたくさん見てきました。私たちが出会うのは「里親家族」という生き方にチャレンジしているご家族です。その生き方を支える専門性が求められています。何より、一番の主人公は子どもです。子どものニーズに合わせた接し方を家族ができるようサポートもしなければなりません。そして、そのご家族のチャレンジが、子どもたちの豊かな育ちにつながることが当然求められます。フォスタリングソーシャルワーカーは非常にやりがいのある使命を担っているといえるでしょう。

講師陣からのメッセージ(動画)

立命館大学教授 社会病理学/臨床社会学
中村 正
立命館大学 衣笠総合研究機構 研究教員(准教授)
徳永 祥子
特定非営利活動法人キーアセット 代表
渡邊 守

ゲストスピーカー

当事者ゲストスピーカーを多数お招きする予定。
2019年度は、養子縁組家庭や里親縁組家庭で育った方々、里親経験者、依存症からの回復当事者などをお招きしました。

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